不妊に効く6つの漢方はこれだ!

kanpou
不妊は、結婚して2年以上経って特に避妊していないのに妊娠しない場合を不妊症と呼んでいます。不妊の要因は人それぞれです。ホルモン療法は何だか怖いし体に負担がかかりそう、不妊治療は時間もお金もかかりそう・・・と今一歩不妊治療に足を踏み出せないでいる方は、まず漢方薬を試してみるのはいかかでしょう。

不妊に効く6つの漢方はこれだ!

 

卵管が詰まっている、ホルモンのバランスが悪い、子宮に筋腫がある等の場合もありますが、検査を受けても異常がなく原因が分からない場合も多くあります。自分の体がまだ妊娠に向けて整っていないだけなのだとしたら、それは体質をいい方向へ変えるチャンスでもあります。

人間の体が丸い円でできていると仮定してみましょう。体のある部分が弱っているとすると円の一部分が凹んでいびつになってしまいます。漢方はその弱い部分を補って本来の丸い円に体を戻してあげると考えてください。不妊症の場合は、体の中の瘀血(おけつと読む。血が滞っていること)と冷えが関係していると考えられます。体質は人それぞれです。なので、漢方不妊だから一律同じというわけにはいきません。以下の体質や症状を参考にあなたに合った漢方をぜひ見つけてください。

 


当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

「婦人の聖薬」と言われ、不妊症にはよく用いられています。体を温め、血毒(血液の巡りが悪い)に加え水毒(水分の巡りが悪い)を治す作用があります。

・生理不順・貧血がある
・むくみが出やすい
・膀胱炎を併発しやすい
・やせ型で冷え症
・顔色が青白い、疲れやすい

以上のような症状を目標にします。基本的に食前に服用ですが、胃腸に自信がない人は食後に服用でもかまいません。

 


 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

瘀血を改善する「駆瘀血剤として有名です。滞っている血のめぐりを改善してくれます。体力が中等度で、瘀血の強い不妊症によく使われます。

・生理不順
・生理痛がひどい
・生理の時にレバー状の血の塊が出る
・手足が冷えるのに顔はほてる「冷えのぼせ」がある
・赤ら顔、唇・舌が赤黒い
・額やあごにニキビや吹き出物ができやすい
・歯茎が腫れる、歯茎が赤紫っぽい
・打ち身がアザになりやすい

これらが瘀血症の目標としてあげられます。現代の日本女性は「瘀血」を持っている人が多いかもしれません。

  


 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

瘀血を取り除く作用がある「駆瘀血剤です。桂枝茯苓丸と同じような目標を持ちますが、違いが2点あります。

  1. 便秘がある。
  2. 瘀血も症状がより実証である

このときの実証とは、体力が充実している、のぼせが甚だしい、カンの高ぶりやめまいが強い、ニキビ等は化膿性で赤黒く紫色になる、生理痛は激しく刺すような痛みがある、夜間ひどくなる等です。

 


加味逍遙散(かみしょうようさん)

体を温め血を回らせる働きと、血にこもった熱を冷ます働きとを合わせ持っています。

・生理不順があり、出血量は多かったり少なかったりする
・生理前に乳房が痛む
・疲れやすい
・イライラ等の精神不安を伴うタイプ

ホルモンや自律神経の異常により起こるとされている「血の道症」から来る頭痛やのぼせ、めまい、動悸、不眠や体の瘙痒感等がある。疲れやすさを伴う、背中に汗がバーっと出て、その後寒さを感じる等に使います。

 


八味地黄丸(はちみじおうがん)

ハルンケア等の名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。この漢方は尿漏れ、頻尿にスポットが当たりがちですが他にも色々効果が期待できます。

・生理が遅れ気味で、出血の量が少ない
・顔の血色はあまりよくない
・日頃のおりものシートを使わないといけないくらいおりものが多い
・お腹と手足が冷える
・腰痛がある
・性欲があまりない
・歩くとすぐ疲れてしまう、腰から下にかけての脱力感がある
・頻尿(さっきトイレに行ったばかりなのにまた行きたいと感じる等です)

 


 養生法も一緒に

漢方薬を服用したから万事オッケーというわけではありません。日々の生活も見直しながら服用して相乗効果を高めていくことが大切です。

・腰から下を冷やさない。タイツとハイソックスを履くくらいで生活するとよいかもしれません。
・くるぶしを冷やさないようにしましょう。ミニスカートに素足はかわいいけれど極力避けたいものです。
・手足が冷えて顔がほてる「冷えのぼせ」がある人は、足湯をしてのぼせをとるとよいです。
・瘀血がある人は血を汚す食べ物を避けましょう。エビ・カニ・いくら・イカ・タコ・赤貝・ホタテ貝はなるだけ避けましょう。
・のぼせのある人は、チョコレートや香辛料などの刺激物は控えるといいです。
・睡眠をよくとり、ゆったりとした気持ちで過ごしましょう。

・精神的なストレスや疲労はなるべくかからないようにすることも大切です。

 


不妊に効く漢方はこれだ!についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。最後に今回の話をまとめておきます。体質を改善するには3カ月はかかると考えて焦らず気長に服用しましょう。痛み止めや胃薬などと違って飲んですぐ目に見える効果は感じないかもしれません。

しかし毎日少しずつ続けることで、体もそれに少しずつ応えてくれます。飲み始めてから最初の月の生理痛、次の月の生理痛の痛みはどうだったかな?等を比較してみることもおすすめです。少しでも痛みが和らいでいるのなら効いてきている証拠です。体質を改善していけば、不妊だけでなく産後や更年期なども快適に過ごしていけるでしょう。

【1 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)】
【2 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)】
【3 加味逍遙散(かみしょうようさん)】
【4 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)】
【5 八味地黄丸(はちみじおうがん)】

【養生法も一緒に】