これで安心!排卵日の出血の6つの原因と対策

hairan

生理の日は過ぎているはずなのに、出血があり不思議に思ったことはありませんか。実は女性の約5%に、排卵日の前後に出血が起こる排卵日出血というものがあります。

排卵日出血自体は生理的な現象で病気の心配はありませんが、見分けが付きにくいものに不正出血があり、こちらは大きな病気が原因になっている可能性があります。今回は生理日以外に起こる出血について勉強し、自分の大切な体を守るすべを身に付けましょう。

これで安心!排卵日の出血の原因と対策 


 その1:どこから出血しているの?

 排卵日に起こる出血はいろいろな呼び名があり排卵出血、排卵日出血、排卵期出血などがあります。これらはすべて同じ症状を表しているものです。ここでは分かりやすいように“排卵日出血”という言葉で説明していきます。排卵日出血は大きく分類すると機能性子宮出血の1つです。

機能性子宮出血とは月経や妊娠、また原因となる病気がないと認められているにも関わらず、子宮の内膜から出血を起こすものです。このときの病気とは子宮筋腫や子宮体部がん、ポリープ、子宮内膜炎など、子宮からの出血を起こしやすい病気を指します。要するに、月経や妊娠、大きな病気がないのに子宮から出血する状態です。


 その2:排卵日出血とは

<出血が起こる時期>排卵直後の1日間、長くても3日間ほど
<血液量> ごく少量
<出血以外の症状> 下腹部痛を感じる人もいる

<原因> ①排卵では卵子が卵巣の中から飛び出します。その際に卵巣の表面が破れ、毛細血管が切れることがあり、出血を起こすことがあります。また出血だけでなく痛みを伴う場合があり、上記のように下腹部痛を感じる人もいます。ただ全ての人に出血があるわけではなく、正常な女性の約5%に出血がみられる。

②排卵の前後には卵胞から出る卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量が大きく変動します。その際に子宮内膜が剥がれ出血を伴うことがあります。2つのうち片方が原因となったり、両方の原因が重なって出血が起きる場合もあります。いずれも生理的な現象であり、病気の心配はありません。


 その3:排卵日出血の見分け方

①基礎体温表

排卵日出血は排卵日直後に起こります。基礎体温表を付けている場合は、おおよそ下の表の赤丸部分にあたります。排卵は低温期から高温期へ変わる辺りで起こります。つまり排卵日出血は生理と次の生理の中間にあたる場所で起こる出血です。日にちで示すと生理が終了したおよそ2週間後に出血がみられます。


②おりもの

排卵日前後のおりものは、普段より透明感があり非常に粘り気があるという特徴があります。このようなおりものと一緒に出血がみられたら、排卵日出血である可能性が高くなります。


 その4:不正出血との違い

排卵日出血と間違えやすいものに不正出血があります。不正出血とは生理以外の原因で、性器から出血するものであり、重大な病気が裏に潜んでいる可能性があります。排卵日出血と不正出血の違いは、血液量と出血が起こる期間にあります。

排卵日出血が排卵日前後の1~3日に起こるのに対し、不正出血は突然起こります。また排卵日出血の出血量は極わずかですが不正出血では多量の出血となる場合が多いです。


 その5:不正出血を起こす主な原因

<子宮頚がん、子宮体がん、膣がんなどの女性特有のがん>
→良性のポリープである可能性もあるが、痛みを伴わず進行していくものもある。

<子宮筋腫>
→筋腫のできた場所により出血を伴うことがある。がん化するケースもあるため注意。

<卵管炎>
→膣から入った細菌により卵管が炎症を起こす。出血とともに高熱や吐き気、激しい下腹部痛を伴うことが多い。

<更年期障害、思春期>
→ホルモンバランスの崩れを引き起こし出血につながることがある。

<ストレスや不規則な生活>
→更年期障害と同様、ホルモンバランスの崩れを引き起こし出血の原因となる。

<ピルの副作用>
→ホルモンバランスに働きかけて避妊するため、人によっては副作用として出血がみられることがある。


 その6:排卵日出血を疑った時の対策

まずは排卵日前後の出血であるか(基礎体温表があればベスト!)とおりもの、出血の様子を確認し、排卵日出血である可能性を探ってみましょう。しかし、排卵日出血と不正出血の見分けは付きにくいものです。少しでも不安を感じれば、一度婦人科に相談して下さい。診断が排卵日出血であれば心配なし。

不正出血であっても早めの受診で対策を打つことが可能です。一番危険なのはよく分からないからと放っておくこと。自分の体に何が起きているかを知ることは、日々の生活をコントロールしていくうえで大切なことです。分からないことはそのままにせず、すっきり解消して気持ちの良い毎日を送りましょう。 


 
今日のまとめ

これで安心!排卵日の出血の原因と対策

その1:どこから出血しているの?
その2:排卵日出血とは
その3:排卵日出血の見分け方
その4:不正出血との違い
その5:不正出血を起こす主な病気
その6:排卵日出血を疑った時の対策

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