排卵日の温度の変化でわかる妊娠しやすい時期とは?

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妊娠を望んでいるあなた、基礎体温は記録していますか?基礎体温を記録することで自分の排卵日のリズムを把握し、妊娠しやすい時期を予測することができます。なぜ基礎体温を付けることで妊娠しやすい時期が分かるのか?それは体温が私たちの体の中の状態を表す指標になるからです。月経から妊娠に至るまでの仕組みと、正しい基礎体温の付け方について一緒に勉強していきましょう。


排卵日の温度の変化でわかる妊娠しやすい時期とは?


その1:月経の仕組み
月経が起きるころになると、頭の中の脳下垂体という部分から卵巣に向けてホルモンが分泌されます。すると卵巣の中にある卵のモトが育ち始めます。

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何千とある中から選ばれた約20個の卵のモトは成長していく過程で、1つの卵に集約されます。残りの卵は最終的に残った成熟していく卵の栄養となります。成熟する時間は約14~25日と個人差があり、これが月経周期の個人差につながります。

脳下垂体
↓ ホルモン

卵のモトから卵へ成熟する(20個から1個へ)

卵の成熟が終わると卵巣は血液を通し、頭の中の視床下部という部分にエストロゲンというホルモンを分泌します。すると視床下部は今まで脳下垂体が卵巣に分泌していた卵を育てるためのホルモン分泌を止め、代わりに排卵を促すホルモンを分泌させます。これによって卵の膜が破れ、卵子を排卵します。卵が育ち始め、排卵されるまでの期間は約2週間です。

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排卵後、卵巣に残った細胞(黄体)は子宮に黄体ホルモンを分泌します。すると子宮は受精卵を受け入れるために子宮の内膜を厚くします。
卵巣に残った細胞(黄体)
↓  黄体ホルモン
子宮(内膜を厚くする)

卵が受精しなければ黄体は干からび、黄体ホルモンの分泌も止まります。そして再び卵を作り始めるために月経が起こるのです。排卵から月経までに約2週間かかります。このように卵が育つまでに約2週間、排卵し子宮が元の状態に戻るまでに約2週間、計約4週間のサイクルで月経が起こります。

卵のモトとなる原子卵胞は生まれた時から数が決まっています。その数は初潮を迎えるころは3万~5万個、20代では1万~3万個、30代では5000~8000個と年々減っていきます。そのため年齢を重ねると妊娠に至る可能性が少しずつ低くなっていくのです。


その2:基礎体温表の見方

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正常な方が基礎体温を記録するとおおよそ上記のようなグラフになります。低温期は卵を成熟させている期間、高温期は排卵し子宮が元の状態に戻るまでの期間を表します。卵を成熟させる過程よりも、排卵し受精卵を受け入れるための期間の方がホルモンの働きが活発になるため体温が高くなります。女性の一生では約500回の排卵が起こるとされています。自分の排卵のリズムを知ることが妊娠へのきっかけをつかむ第一歩となるのです。

グラフを見ていくと低温期から高温期にかけての2~3日が排卵が起こる目安の日です。


その3:基礎体温の測り方
基礎体温を一番正確に測ることができるのは水銀の体温計です。しかし一般的に普及しているのはデジタルのものだと思いますので、どちらでも構いません。体温計は舌の下に差し込んで測るものを使います。起床した際、体を起こさずにおよそ5分間舌の下に体温計をはさみます。毎日同じ時間に測るのが理想的です。


その4:基礎体温から分かること

月経開始日を月経周期第1日目とし、次の月経が始まる前日までを1周期と数えます。

 <高温期が短い場合>
低温期で十分に卵が成熟せず排卵にいたったこと、もしくは黄体(卵巣に残った細胞)の機能がうまく働いておらず、受精卵を受け入れるための子宮の準備が整っていないことが考えられます。このような状態が続く場合は婦人科に相談して下さい。

<高温期が長い場合>
もっとも可能性が高いのは妊娠です。高温期が3週間続くようなら判定薬を使用してみましょう。妊娠していない場合、精神的なストレスや肉体疲労がたまっている可能性があります。しっかり体を休めるよう心掛けてみてください。

 <低温期と高温期がはっきりしない場合>
体温を記録してもバラバラで、はっきりと低温期・高温期に分かれない場合があります。考えられるのは不規則な生活です。疲れや寝不足だと体温が高く、朝とても早く起きると体温が低くなる傾向があります。一度生活リズムを見直し、規則正しい生活を送りましょう。

 <グラフが平坦で2相に分かれない場合>
体温の変化がほとんどなく平坦なグラフが続く場合、無排卵月経が疑われます。これは排卵を伴わずに月経が起きている状態です。1か月以上変化がないときは婦人科に相談して下さい。黄体ホルモンのバランスが崩れている可能性もあります。

基礎体温をつけることで、外からは見えない自分の体のはたらきを知ることができます。毎日記録するのは少々面倒に感じるかもしれませんが、それが妊娠への第1歩です。まずは1ヶ月続けてみましょう。



まとめ

その1、月経の仕組み
その2、基礎体温表の見方
その3、基礎体温の測り方
その4、基礎体温から分かること

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