えっ、ほんと?人工授精の最高のタイミングとは

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人工授精とは精子を直接子宮内に柔らかい注射器で注入する方法で人工的に妊娠の確率を上げて妊娠の手助けをする不妊治療法の一つです。不妊治療の検査で自然妊娠が困難な場合、人工授精によって手助けするのですが失敗することもあり、そのためには最高のタイミングというものを図りたいものなのです。今回はそんな人工授精についてご紹介します。



えっ、ほんと?人工授精の最高のタイミングとは


人工授精の目的と対象
人工授精を行う前に、人工授精をして妊娠できるかどうかの検査をし、可能な対象夫婦であるということが人工授精を行える大前提になります。

目的
精子の移動距離をなるべく短くし、卵子のある卵管へ一つでも多くの精子を到達させて授精につなげることです。

対象
子宮頸管粘膜不全・・・排卵期なのに子宮頸管粘液分泌量が少ないなど
男性不妊・・・精子の数が少ないなどの軽度の男性不妊
その他・・・夫婦間の問題や原因不明の不妊など  


人工授精の準備
人工授精の前には様々な検査がありますが、成功させるためにもきちんと検査を受け、医師の指示に従うことが大切です。

事前準備
人工授精を行うときは様々な検査を行い、人工授精実施日を決めます。女性は基礎体温、頚管粘液検査、超音波検査などから排卵日を測定して導き出すことが多いです。男性は人工授精日が確定して5日前くらいから禁欲をするようになります。

前日の準備
いざ明日人工授精をするとスケジュールで決まったら、前日はなるべく禁酒、禁煙、禁欲、早寝、長時間の入浴禁止などを心がけましょう。禁酒と禁煙については人工授精を行うのが分かった時から行っているほうがいいでしょう。普段から規則正しい生活を心がけることで自然妊娠への確率もあがります。また、精神的にもリラックスして臨みましょう。


どんなことをするのか
検査などから割り出した人工授精の実施日にまず男性から精液を採取し、精液数や奇形率を測定します。その結果に基づいて受精能力を高めるために洗浄濃縮します。その後、女性の子宮腔内に洗浄濃縮した精液を人工授精針という針をつけた注射器で注入します。ここまでの作業では精子を注入するまでには1時間~2時間くらいかかり、注入自体は5分程度で痛みもなく、すぐに終わります。

注入後は30分ほど骨盤を高くしたまま安静し、感染予防のため抗生剤を投与したら終了です。

経過
その後は基礎体温をつけ続け、高温時期が3週間続けば妊娠の可能性があります。1回で失敗しても10回くらいまでは試すようです。

成功確率
人工受精の成功率は5~10%です。人工授精を繰り返す人の中には6~7周期以内に妊娠する人が30~40%といわれています。


最高のタイミングとは
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注射を打つタイミングは病院によって様々です。主に2パターンあり、排卵日の前日に打つ場合と当日に打つ場合があります。排卵日といっても排卵する時間までは測定できないので、ベストなタイミングというのはなかなか図れないのです。

病院によっては1回目に前日で打って、だめだった場合は2回目には当日に打つなど、いろいろ工夫するようです。排卵日はあくまで予測であり、なかなか完璧なタイミングは難しいというのが現状です。


卵子と精子(洗浄濃縮)の性質
最高のタイミングで人工授精を行うためには、卵子と精子の性質を知り、受精しやすいように導くことが必要です。卵子は排卵後半日程度生存し、精子は洗浄濃縮されているので2日程度といわれています。この性質から妊娠可能な時期は排卵の約2日前から半日後の間なので、それまでに精子が卵子に到達しなければならないということです。

子宮に注入された精子は1~2時間くらいで卵管膨大部に到達するので、排卵前後の数時間がベストタイミングなのです。排卵がいつあるのかをなるべく正確に割り出すために、基礎体温などの検査をしっかりすることがとても大切といえるでしょう。


タイミングを作る
なかなか排卵日をうまく測定できなくて注入しても失敗ばかりするとなると、さらに次のステップも病院によってはあるようです。

注射して計画的に排卵を起こさせ、超音波などで卵胞の状態を確認しながら凍結しておいた精液を注入する方法や、ホルモン剤を用いて卵胞の発育を促したり、黄体機能のサポートをするために黄体ホルモンの投与をしたりなども行う場合があります。


心がけについて
妊娠を望んでいてもなかなか妊娠できず、不妊治療も人によっては精神的にも身体的にも負担なものです。それでも身体だけを準備してあれこれ試してもうまくいかないこともあります。焦らず気負わずゆったりとした気持ちで治療することをおススメします。あきらめた時に、自然妊娠するケースもあるので失敗を恐れず明るい気持ちでできるといいですね。

まとめ

人工授精の最高のタイミングとは
人工授精の目的と対象
人工授精の準備
どんなことをするのか
経緯
成功率
最高のタイミング
卵子と精子(洗浄濃縮)の性質
タイミングを作る
心がけについて