繋留流産はあなたのせいではありません

ryuzan
妊娠初期に心配なことといえば、流産ですよね。初期の流産といえば、激しい下腹部痛を伴ったり、鮮血ばかりの出血がある、等、何かしらの自覚症状があるものだと思われがちですが繋留流産とは、全く自覚症状がないのが特徴の流産なのです。早速その特徴をお伝えします。


繋留流産はあなたのせいではありません


 繋留流産について
妊娠6週から10週程度の間に起こりやすく、胎嚢が確認された後赤ちゃんの姿が確認できなかったり、胎芽まで確認できたものの、心拍が確認できない、また、心拍が止まってしまい赤ちゃんの成長が止まってしまったもののことを言います。自覚症状があれば「もしかして・・・」と感じるものがありますが全く自覚症状がなく、つわりも続く人がいるそうですので定期検診に行って初めて気が付く妊婦さんがほとんどです。

もちろんこの初期の時期は胎動を感じることはありませんので検診以外で赤ちゃんの生存や成長を確かめる方法はありません。そのため、繋留流産の存在、可能性を知ってしまうと不安で仕方なくなってしまう妊婦さんはとても多いのではないでしょうか。

流産全体の確率で言うと、すべての妊娠の中で、流産になってしまう確率はだいたい15〜20%。意外と高いものです。心拍確認後はだいたい5%程度に下がるといわれています。しかし最近はエコーの技術も上がり、心拍の確認が早くなっていますのでその確認後の流産の報告も増えているとも言われています。一般的には10週程度までに心拍が確認できればOKだといわれています。


ダウン症の可能性に関して
高齢出産だと流産の確率があがるという説もあります。高齢での妊娠の場合、若い男女に比べると受精卵の染色体異常の発生がどうしても多くなってしまうため流産になってしまう可能性もあがるようです。また、染色体が原因の先天性障害(ダウン症等)のリスクも上がってしまう事が知られています。

ちなみに、ダウン症の子どもが生まれる可能性は
20代では約1500人に1人ですが
30代では1000人に1人、
40代では100人に1人と言われます。

この確率の違いを見てもわかるように高齢になると染色体異常の可能性が上がる事がわかります。また、不妊治療で授かった受精卵についても自然妊娠に比べて流産しやすいことが知られています。


自分を責めないで
残念ながら繋留流産してしまった妊婦さんの中には

「仕事で無理をしすぎたから」
「妊娠に気づかず飲酒をしたことが影響しているのでは?」
「転んでしまったから・・・」と、自分を責めてしまう妊婦さんも多いです。

しかし、繋留流産ふくめ、初期の13週程度までの流産について言えば妊婦さんの生活が赤ちゃんの流産に影響していることは本当にわずかで
ほとんどは、赤ちゃんの染色体の異常が原因になっているものです。ですから、自分を責めないでくださいね。

医師から繋留流産の可能性を告げられてしまったあと、「旦那になんて言えばいいのか」「自分の母親や、友人になんと話したらいいのか」
自分以外の人のことを考えて思い悩んでしまう妊婦さんもたくさん居ます。しかし、赤ちゃんは自分だけのものではなくパパや、家族みんなの赤ちゃんだったのです。ですから、自分ひとりで抱え込まずに、相談したり、自分の悲しみを話すことも、とても大切なことなのです。ぜひ、ひとりで悩まないでくださいね。


繋留流産の対応方法
検診で赤ちゃんの成長がどうも遅い、または止まっているように見えた場合には1週間後にもう一度検査をして最終的に流産なのかどうか判断を行います。もし結果として繋留流産してしまった場合は、赤ちゃんが自然に流れて出血するのを待つか処置を行うことになりますが、処置の時期や、するべき、しないべきという判断については病院によって判断がわかれているようですので主治医の先生に相談をしてくださいね。

自然流産を待つ場合には、出血の可能性や、リスクを伴う場合もありますのでその詳細をきちんと医師に相談の上、無理せず過ごすようにしましょう。手術は全身麻酔を行うため痛みはなく、当日、もしくは翌日には退院可能です。

体の痛みはなくても、精神的なショックは大きいものです。ぜひ自宅でゆっくりと体を休めましょう。繋留流産の手術についても、保険が適用されるものがあるようですのでそのあたりも確認しておくとよいでしょう。


流産後いつから妊娠できるの?
また、次の妊娠については3周期程度あけて再チャレンジすることが奨められています。子宮内が次の妊娠をするために必要な準備期間だと思ってください。ついついあせってしまいそうになりますが、精神的な安定のためにも少し期間を空けるほうがよいと思われます。

知れば知るほど怖いと感じてしまう繋留流産ですが、何度も言うようですが、受精卵側の問題で起こることがほとんどなもので妊婦さんの生活による影響ではありません。また、流産の確率を見ると多く感じるものですが100人中約85人の妊婦さんは何事もなく出産に至れるということも忘れてはいけません。

大切なことは、お母さんがあまり考え込まずゆったりとした生活を心がけること。赤ちゃんのためにも、お母さんが笑顔でいることが1番です。初期の一番嬉しい時期。赤ちゃんのことを考えて、ぜひ笑顔ですごしてくださいね。