出産の呼吸法で陣痛の痛みを和らいでくれるテクニックとは

出産が初めての妊婦さんなら誰でも「痛い」というイメージがあり、「こわい」と緊張してしまうとお産に時間がかかってしまい、呼吸も早くなって過呼吸になりパニックになってしまうということもあります。

そんな状態に陥らないために、出産時に役立つ呼吸法を知っておくと、いざ出産のときにあわてず、リラックスして良い状態で出産に臨めるのです。そんなお産の痛みを和らげてくれる呼吸法。どんなものがあるのか、紹介していきたいと思います。

出産の呼吸法で陣痛の痛みを和らいでくれるテクニックとは 

 

ラマーズ法の呼吸法


フランスのラマーズ医師が広めた分娩法で提唱している呼吸法。弛緩法(筋肉の緊張を緩める方法)や呼吸法によって心と体の緊張を解き、出産への恐怖を取り除いて自然な形での出産を目指します。ラマーズ法というと誰もが想像する「ヒッヒッフー」が有名ですが、実はお産の進行状況によって呼吸法が変わります。

準備期 >子宮口0~3㎝ 陣痛の間隔10~15分ちょっと異変を感じたら病院へ連絡し、指示を聞きましょう。

呼吸法 「ヒー」「フーー」ワルツのリズムで「ヒー①」「フー②③」

鼻から吸って口ではきます。できるだけゆっくり深く深呼吸をします。進行期 子宮口4~8㎝ 陣痛の間隔 3~5分お産が本格的になってきます。焦らずに気持ちを静めてリラックスしましょう。

呼吸法 ヒッフー 鼻から短く吸って「ヒッ」口から長くはいて「フー」まずは深呼吸して息を整えてフーフーも効果的です。

< 極期 >子宮口9~10㎝ 陣痛の間隔 1~2分まだいきんではいけないのでいきみを逃がしましょう。 

呼吸法 ヒッヒッフー 鼻から息を吸って「ヒッヒッ」力を抜きながら「フー」

力を入れないようにリラックスしながらするのがいいです。

< 娩出期 >いよいよいきんでもいい時です。

呼吸法 いきむ時は息を止めて「フーウン」力を抜いて「ハッハッハツ」と短く呼吸

赤ちゃんの頭が出てくる大事な時です。頭が出てきたら「フーフー」と長く深呼吸しましょう。助産師さんの声かけに合わせてタイミングを計るとスムーズにいきます。このようにラマーズ法の呼吸法は「ヒッヒッフー」以外にも様々なタイミングによって呼吸法が変わるため、一見難しいようですが、事前に練習してイメージしておくと出産のときに役立ちますし、またもし練習していなくてもそばについてくれている助産師さんたちの声かけによって冷静に実践することができれば、お産時の痛みを軽減できるのです。

このような呼吸法があるということだけでも知っておくと、いざという時役立ちます。

 

ソフロロジー法の呼吸法


ソフロロジーとは出産に向けてエクササイズやイメージトレーニング、呼吸法によって精神を安定させ、分娩時にリラックスした状態で自然分娩できることを目指すことをいいます。

ソフロロジー法の呼吸法は「ただゆっくり息を吐く」というのが基本です。そうすることで体がリラックスして参道が緩み、いきまなくても出産できるのです。

< 準備期・進行期 >あぐらをかき、楽な姿勢で陣痛がきたらゆっくりと息を吐きましょう。息を吐ききったら自然とまた大きく息を吸い込みます。陣痛の波が去ったら、力を抜いてリラックスします。

< 極期 >陣痛が強くなってきたら子宮の収縮に合わせて息を吐きながら息を止めないように気をつけて、少しいきみましょう。陣痛が去ったらリラックスを交互に繰り返します。

< 娩出期 >赤ちゃんの頭が見えてきたら、いきむのをやめましょう。そして基本の「ただゆっくり息を吐く」ことに集中します。赤ちゃんは緩くなった参道を下りてきやすくなります。

 このようにソフロロジー法の呼吸法とは「息を吐く」ことが重要なカギです。ゆっくりと吐くことで赤ちゃんもゆっくりと参道を下り、妊婦にも負担をかけずに出産することができるのです。

 

リーブ法の呼吸法


リーブ法とは安産のための4つの要素、リラックス(R)、イメージング(I)、エクササイズ(E)、呼吸(B)の頭文字を表している中国の気功を取り入れた出産方法。リーブ法の呼吸法はゆっくりと静かに息を吸ったときにお腹をへこませて吐く息でお腹を膨らませる逆腹式呼吸です。息を吐くときには「ソーン」という掛け声とともに吐くのがポイントです。

ゆったりした呼吸法でリラックスすることによって、体の自然な力を促し、出産時間を短縮でき、妊婦と赤ちゃんの負担を軽減するといわれています。

 


さまざまな呼吸法を紹介しましたが、どれを選ぶではなく、これらを参考にして自分に合った呼吸法を見つけることが大事です。そして練習していても、いざお産のときに慌ててしまっては意味がないので、どの呼吸法にしてもまずは落ち着くことが重要です。

呼吸法にばかり気を取られて、余計緊張してしまってもいけません。大切なのは、普段の生活にも呼吸法を取り入れ、いざという出産のときに慌てることなく、冷静にリラックスできるかです。たとえ呼吸の仕方が間違っていたとしても体がリラックスしていれば、安産になりやすいわけです。正しい呼吸法を身につけるというよりは、リラックスできる呼吸の仕方を見つけることです。

安産になるように、できそうな呼吸法を、ぜひ始めてみてください。

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