難産にならないための7つのこと

nanzan

出産にとって自然に分娩できることが一番理想ですが、時に難産になってしまうこともあります。難産とは、規則的な陣痛が始まる分娩開始から赤ちゃんが生まれて胎盤が出てくるまでの時間が通常よりかかることをいいます。

目安として、初産婦で30時間、経産婦で15時間以上かかると難産といわれます。なぜ難産がよくないのかというと、お産の時間が長くなればなるほど母子の体力が消耗し、時には命の危険にまで及んでくるからです。

 ではどうしたらよいのでしょう?

お産を順調に進めていくためには、胎児の大きさ(娩出物)、赤ちゃんの通り道(産道)、赤ちゃんを出すための力(娩出力)が関係してきます。この3つのどれかが妨げられると難産となってしまいます。待望の赤ちゃんの誕生。楽しい自然分娩ができるといいですよね。ここでは、赤ちゃんが安全に安心して生まれてこられるように難産にならないための7つのヒントをご紹介します。


難産にならないための7つのこと


太りすぎない・痩せすぎない
妊娠中の理想の体重増加は、8~12kgです。内訳は、胎児や胎盤、血液の増加分など妊娠して自然に増える体重が約7kgです。お母さんのエネルギーの蓄えとして必要な皮下脂肪の増加分が残りの1~5kgとなります。15kg以上太ってしまうと以下のようなトラブルで難産になる可能性が高くなってしまいます。

①  産道に脂肪がつき狭くなるために回旋異常や微弱陣痛が起きて赤ちゃんが出てくるのに時間がかかるor 赤ちゃんが通れない。
②  静脈瘤ができたり妊娠高血圧症候群などの妊娠中毒症になったりして、やむを得ず吸引や帝王切開に至ってしまう場合がある。

 逆に体重増加が7kg以下だと、

①  やせ過ぎは貧血や分娩時の体力低下にもつながります。
②  胎児に栄養が十分いかず低体重児になり、回旋異常が起こる

③  最近の研究ではやせ過ぎは胎児が成人病にかかるリスクが高くなるともいわれています。

 体重管理するには、体重を毎日同じ時間に測る習慣をつける。そうすることで体重に関する意識が持て食べる量などの目安もつきやすくなります。


 和食のすすめ
つわりがひどい時期は食べたいものを食べるが基本ですが、つわりがなくなり安定期に入ったら食生活を気をつけていくことが大切です。妊娠中の1日の栄養所要量 は2100~2150kcal。外食やお菓子などの高カロリー食は控えたいものです。体重管理は運動で体重を落とすより食生活を見直す方がずっと楽にできます。

1日3食、できれば自炊してよく噛んでたべましょう。昨日食べ過ぎたから、朝食を抜くといったことは妊娠性糖尿病になる危険があるのでやめましょう。大根や人参などの根野菜、ほうれん草や小松菜などの緑黄色野菜、納豆・豆腐などの大豆製品をうまく料理に取り入れて作ると和食風にもなり栄養価も高いです。

間食には、ゼリーや都こんぶ、チョコレート2粒位までならいいかもしれません。母乳にも和食がよいといわれているので、妊娠中から気をつけていけば出産してからの食生活も和食になれていきそうですね。


冷やさない
妊娠中は体があついと感じる人が多いですが、薄着になりすぎてお腹を冷やしてしまうと子宮の血流が悪くなり早産・難産にもつながります。

①  裸足にならない。タイツ(春秋冬)・靴下は必須です。とくにくるぶし付近は温めることが大切です。
②  生野菜は控える。生野菜は体を冷やすので、サラダを食べるときは電子レンジでチンして温野菜にして食べるのがおすすめです。

③  デザインのかわいいマタニティ服がたくさん出回っていますが、お腹の赤ちゃんのためにデザインより冷えないかどうか考えてから選んであげるといいですね。


 体力をつける 
出産は赤ちゃんを自分のお腹から外へ出す作業なので、ものすごい力が必要になります。体力のない妊婦さんはそれだけで難産の原因にもなります。長時間デスクワークだったり、安定期に入っているのに動かないでいたりすると運動不足で体力はつきません。「マタニティスイミング」、「マタニティビクス」等に参加したり、忙しい場合はとにかく歩くことが大切です。

1日7000歩~10000歩を目安に歩きやすいスニーカー等で歩きましょう。歩くと股関節が柔らかくなり体力もつきます。


 ストレスをため込まない
妊娠中はストレスがつきものです。ストレスがあるのが普通です。ホルモンのバランスで怒りやすくなったり、落ち込みが激しくなったりもします。ストレスがかかると血流が悪くなり、胎児の成長にも悪影響を及ぼし難産の原因になるのでなるべく軽減するようにしていきましょう。

①  外に出て気分転換する。散歩も兼ねて歩くといいですね。
②  夫、家族、友達に愚痴を聞いてもらう。

③  ネットのマタニティ関連のサイトを見つけ同じような境遇の人と話す。お互い共感すれば、出産後も共通の悩みや愚痴を打ち明けあえるかもしれません。


過労に注意する
妊娠中に張り切って動き過ぎたり、長時間の買い物や遠出したりは実は自分では思っている以上に体力を使っています。疲労が蓄積されて体力が消耗し免疫力が低下し風邪をひくなども考えられます。何かをするときは、長時間同じ姿勢では血流が悪くなるのでずちょこちょこと休憩を挟むことが大切です。


出産に最適な年齢で生む
結婚や妊娠は縁がつきものなので、絶対にということは難しいですができれば出産に適した年齢に生む方が難産のリスクは低くなります。初産が、15歳以下か35歳以上は難産の可能性がとても高くなります。

しかし年々産科医療の技術はとても進歩しているので、高齢出産でも安産のひとは沢山います。出産までにできることは気をつけてリラックスして生活することが1番大切です。



難産にならないための7つのことについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

最後に今回の話をまとめます。

【太りすぎない・痩せすぎない】
【和食のすすめ】
【冷やさない】
【体力をつける】】
【ストレスをため込まない】
【過労に注意する】
【出産に最適な年齢で生む】

 出産は本来自然なものです。人類が続いてきたことがその証拠です。なので過度な心配をすることなくゆったりとした気持ちで難産を怖がることなく逆にお産を楽しみにするくらいの気持ちでマタニティライフをエンジョイしてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です