妊娠検査薬、反応が薄い場合でも妊娠してる?

kensayaku
「妊娠しているかも?!」と思って、真っ先に手にするのが、市販の妊娠検査薬です。ドラッグストアなどでも簡単に購入できるので、お手軽ですよね。一般的に、妊娠検査薬の判定窓に、線が出た場合が陽性(=妊娠している)ということなのですが、なんとこの線が薄い場合があるのです。なぜこんな微妙な判定になってしまうのでしょうか。ここでは、妊娠検査薬のしくみと正しい使い方を解説し、線が薄くなる理由を考えていきましょう。


妊娠検査薬、反応が薄い場合でも妊娠してる?


妊娠検査薬ってどうやって反応する?そのしくみは?
そもそも妊娠検査薬とは、尿中のhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)という物質に反応して、陽性か陰性かを判断するものです。陽性ならば器具の判定窓に線が出て、陰性ならば線が出ないというしくみになっています。手順は違いますが、産婦人科でも同じように、このhCGという物質を検査して妊娠を判断するのです。

このhCGは、受精卵が着床し妊娠すると尿中や血中に多く含まれるようになり、黄体ホルモンや卵胞ホルモンの分泌を促す働きがあります。妊娠2週では尿中に0.2mIU/mlしか含まれず、3週目でも20~50mIU/mlとなっています。それが6週で1000~6400mIU/mlと増え、妊娠10週でピークになるのです。


妊娠検査薬の種類と使い方
妊娠検査薬には、早期妊娠検査薬と一般妊娠検査薬があります。これは、尿中に含まれるhCG量が25mIU/mL以上で反応するものと 50mIU/mL以上で反応するものの違いです。前者が早期、後者が一般妊娠検査薬になり、後者の方がより確実性があると言えます。

また、使用前には必ず説明書を読んでください。一般的な妊娠検査薬は、スティックにキャップが付いているものがほとんどです。スティックの先に尿をかけ、キャップをして水平に置きしばらく待つと判定窓に線が表れます。この際、尿をかける時間や待つ時間も検査薬によって違うので、説明書を読んで確認しておくことが正しい結果を得ることに繋がります。


どれくらいの時期に検査するのがいいのでしょうか?
妊娠を待ち望んでいる人にとっては、少しでも身体の変化を感じたら、妊娠を確かめたいところですよね。そして身体への配慮を考えたら、一刻も早く妊娠しているかどうか知りたいところです。しかし、おそらく妊娠検査薬の使用説明書には、月経予定日の一週間後を目安に使うよう書かれていることと思います。

前述したように、妊娠初期では尿中のhCG量が少ないのですから、妊娠4週未満であると、妊娠検査薬が反応しないこともあるのです。かといって、検査薬を使う時期が遅すぎても意味がないですよね。hCG量の個人差はあると思いますが、正確に結果を知りたいならば、妊娠5週、すなわち月経予定日から一週間後に検査することをおススメします。

そのためには、普段から月経日をカレンダーに書き込んだり、自分の月経周期を理解したりして、正確な月経予定日を知ることが大切です。基礎体温を測る習慣をつけると月経日や排卵日を特定しやすく体調の管理にもつながるのでおススメです。


線が薄いのはなぜ?
線が出れば妊娠している、出なければ妊娠していないとわかりやすいはずの妊娠検査薬で、「線が薄い」という場合が多々あるようです。この中途半端な判定に戸惑う人も少なくないでしょう。しかし、薄くても線が出ているのですから、妊娠している可能性は高いです。

では、なぜ線が薄いのでしょうか。考えられる理由は、やはりhCGの量です。量が少ないのはもちろん、実は多すぎる場合でも線が薄くなることがあるのです。まず、判定に使われたhCGの量が少ない場合として、考えられる理由は二つあります。一つは、妊娠4週以内であるため、尿内のhCG量自体が少ないからです。

二つ目は、妊娠5週以降でも検査したときに尿自体が薄い場合、hCGの量も少なくなっているのです。検査するときは、事前に水分を摂り過ぎないこと、なるべく尿の濃度の高い朝に検査をすることが大切です。

次に、hCGの量が多すぎる場合でも線が薄くなることがあります。この理由としては、一般妊娠検査薬は、妊娠4~6週くらいまでに使うことを想定されています。この週数を超えるとhCGの量が多くなりすぎて、正確な反応ができないため、線が薄くなることがあるのです。また、妊娠したのが多胎児の場合でもhCGが普通よりも多くなるため、線が薄くなることが多いようです。

妊娠検査薬の反応が薄くても、妊娠している可能性は高いということがわかりました。たしかに妊娠検査薬は手軽で便利ですが、使い方を間違えると正しい結果が得られないことがあります。

こんなことに一喜一憂してしまってストレスを感じ過ぎてしまっては元も子もありません。あくまで検査薬は目安として考え、それに振り回され過ぎないように穏やかな気持ちで、パートナーとともに赤ちゃんの来訪を待てると良いですね。

まとめ
・妊娠検査薬ってどうやって反応する?そのしくみは?
・妊娠検査薬の種類と使い方
・どれくらいの時期に検査するのがいいのでしょうか?
・線が薄いのはなぜ?