妊娠中の食べ物は○○に注意して!

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妊娠中の食事はどのようなことに気を付けたらよいでしょう。“自分だけでなく、おなかの赤ちゃんも同じものを食べている”という視点で食事を考えることをおすすめします。今回は妊娠中に控えたいもの、反対に積極的に摂取したいものに分けて、食事の注意点をまとめてみようと思います。

妊娠中の食べ物は○○に注意して! 

 <妊娠中に摂取してはいけないもの>

その1:お酒
妊婦が飲んだお酒は血液を通し、そのまま赤ちゃんへと運ばれます。しかし赤ちゃんはアルコールを分解することができません。その結果胎児性アルコール症候群という病気を引き起こすことがあります。胎児性アルコール症候群とは、妊娠中に摂取したアルコールの影響で赤ちゃんが発達障害や学習障害をおこすことです。日本だけでなく世界でもアルコールと障害の因果関係が証明されており、妊婦は飲酒をやめることが推奨されています。


 <妊娠中は摂取を控えたいもの>

 その1:ビタミンA
本来ビタミンAは体の抵抗力を高めるとして積極的な摂取をすすめられているものです。ただし妊娠初期に限っては過剰摂取に注意が必要です。なぜなら妊娠を希望する女性や、妊娠3か月以内の女性がビタミンAを過剰に摂取すると、赤ちゃんに奇形が起こる可能性が高くなるとされているからです。

特に栄養補給を目的としたサプリメントを利用している方は、成分表示を確認し、過剰摂取にならないよう気を付けて下さい。

 その2:水銀量の多い魚
魚介類の中には自然界の食物連鎖によって濃度の高い水銀を含んでいるものがあります。これらを多量に摂取すると赤ちゃんに影響を与える可能性があると指摘されています。具体的には、きんめだい、めかじき、くろまぐろ、めばちまぐろなどが該当します。これらの魚を食べるときは、1週間で約80g(おおよそ1人前の量)に抑えましょう。

その3:リステリア菌
妊娠中は体の抵抗力が落ち、普段よりも食中毒にかかりやすくなります。そこで注意したいのがリステリア菌です。リステリア菌とは主に食べ物から感染する食中毒菌の名前です。食品がリステリア菌で汚染されていても、味や匂いに変化がないのが特徴で、加熱調理で死滅することが分かっています。妊娠中は通常生で食べるナチュラルチーズ、生ハム、スモークサーモンなどは避けるようにしましょう。

その4:カフェイン
お酒ほどではありませんが、赤ちゃんはカフェインもうまく消化することができません。そのため多量摂取すると落ち着きがなくなったり、興奮して泣き止まないなどの症状が起きる可能性があると言われています。また、カフェインの摂取と喫煙が重なると新生児突然死症候群という怖い病気になる可能性が高くなります。
1日1,2杯程度の楽しみを超える、過剰なカフェイン摂取には注意が必要です。

その5:塩分
塩分のとりすぎは高血圧の原因になります。妊娠後期は特に妊娠高血圧症候群になりやすいため注意が必要です。妊娠高血圧症候群になると子宮や胎盤での血液の流れが悪くなり、赤ちゃんに十分な栄養が届かなくなる可能性があります。減塩には日頃の食事を気を付けるのはもちろん、スナック菓子やカップラーメンなどジャンクフードの摂取を控えることが効果的です。

その6:糖分
つわりがおさまると一気に食欲がわき、つい食べ過ぎてしまう人も多いのではないでしょうか。しかし急激な体重増加は母体に負担をかけ、先ほど述べた妊娠高血圧症候群になる可能性も高くなります。そのため糖分の過剰摂取には注意する必要があります。特に気を付けたいのが果物です。
体に良かれと思って食べていた果物が思わぬ肥満の原因になることがあります。果物に含まれる果糖は体内に吸収されやすいためです。目安は1日200gとし、朝、もしくは昼間に食べることをおすすめします。

その7:冷たいもの
口がさっぱりするからと清涼飲料水を飲み過ぎてはいませんか。暑い時期にはアイスも食べたくなりますよね。しかし妊婦に冷えは禁物です。体が冷えると子宮に栄養が届きにくくなり、赤ちゃんの成長を妨げる原因になります。飲み物を飲むときはできるだけ常温を心がけ、体を冷やさないよう注意しましょう。

 


 <妊娠中に積極的に摂取したいもの>

 その1:鉄
妊娠すると赤ちゃんの成長に多くの鉄が必要となり、母体は貧血を起こしやすくなります。それを防止するために鉄を摂ることが効果的です。

その2:葉酸
葉酸は胎児の細胞分裂や成長を促します。また妊娠前から積極的に摂取することで赤ちゃんの神経管閉鎖障害という病気のリスクを減らすことができます。

 その3:カルシウム
体の機能維持や調子を整える働きをするミネラルのひとつです。妊娠前から不足している人が多い為、妊娠中は意識して摂取するよう心がけましょう。

その4:たんぱく質
赤ちゃんの血液や筋肉をつくり、体のベースとなる大切な栄養素です。産後の母体の回復にも効果を発揮することが知られています。

 その5:ビタミンB群
糖質、脂質、たんぱく質などの代謝を助け、脳細胞を活性させるなど疲労回復に効果があります。

その6:ビタミンD
カルシウムの吸収を助け、骨や歯の成長を補います。

その7:ビタミンC
体の免疫力を高め、風邪の予防に役立ちます。妊娠中は抵抗力が弱っていることが多い為、頼りになる栄養素です。

その8:食物繊維
コレステロールの吸収を抑え、肥満を防止するほか、排便をスムーズにして便秘を防ぐ効果もあります。便秘になりやすい妊娠中には意識して摂りたい栄養素です。
これだけ細かく並べられると混乱してしまう人もいるかもしれません。しかし基本的には色々な種類の食べ物を、偏らずに食べることが栄養バランスを保った食事を摂る近道です。偏食を避け、おなかの中の赤ちゃんとバラエティーに富んだ食事を楽しみましょう。


 今日のまとめ

<妊娠中に摂取してはいけないもの>
その1:お酒

<妊娠中は摂取を控えたいもの>
その1:ビタミンA

その2:水銀量の多い魚
その3:リステリア菌
その4:カフェイン
その5:塩分
その6:糖分
その7:冷たいもの

<妊娠中に積極的に摂取したいもの>

その1:鉄
その2:葉酸
その3:カルシウム
その4:たんぱく質
その5:ビタミンB群
その6:ビタミンD
その7:ビタミンC
その8:食物繊維

 

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