妊娠したらお茶を飲んじゃダメってホント?

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妊娠したら、「カフェインがダメらしい」となんとなく気にかける人も多いのでは?と思います。タバコはもちろんダメなのはわかるけど、お茶まで飲めなくなるなんて…。嗜好品を妊娠したからといって、急にやめることはなかなかできないもの。カフェインの作用を知って安心して、妊娠生活を過ごしていきましょう。


 妊娠したらお茶を飲んじゃダメってホント?


妊娠中のカフェインの話
カフェインというとコーヒーがすぐ頭に浮かぶのではないでしょうか?そして、コーヒーといえば「目覚めの一杯」だったり、「眠気覚しに一杯」というイメージですよね。カフェインが興奮作用のような眠気防止に役に立つのは、よく知られていることだと思います。

タバコやアルコールのように、はっきりとした影響はまだ分かっていません。まだ分かっていないというより、それほど強い影響を及ぼすものでもないと言った方がいいかもしれません。ただ、その興奮作用の裏には、利尿作用や不整脈があります。そこが問題なのです。利尿作用は、妊娠中に必要なカルシウムや鉄分も尿と一緒に流れ出ていってしまい、必要な栄養分の摂取の妨げになりますし、不整脈は血流の流れを悪くして赤ちゃんへ運ぶ栄養分の流れが悪くなります。

赤ちゃんはとても小さな命、少しのことが大人の何倍にもなって、影響するのは想像できます。それに、赤ちゃんはカフェインを含め色んなものの代謝機能が万全ではありません。大人よりも蓄積しやすいことを思うと、大量な摂取は控えた方が良さそうです。


飲んでいいお茶とダメなお茶
できるだけ赤ちゃんのために。そう思うのは、もうママになる証拠。どんなものにカフェインが入っているのか気になるところです。2008年の研究論文に、1日200mgのカフェイン摂取で胎盤の血流が25%減ることがわかったという記載があります。その後、低体重児などのリスクを計算し、100−199mgの場合は100mg摂取の1.2倍、200−299mgの場合は100mg摂取の1.5倍とリスクがあがっていることが結果としてでています。

では1日どの程度なら摂取していいのか、はっきりした研究結果はでていません。ただ、100mgまでなら問題ないという考えですね(笑)。それより少ない摂取は結果がとりにくかったということだと思います。

カフェインの代表格コーヒーよりもカフェインが多いものがありますので、要注意です。

玉露(緑茶):180mg/150ml
缶コーヒー:150mg/185ml
コーヒー(レギュラーをドリップで):90mg/150ml
エナジードリンク(レッドブルの場合):80mg/185ml,250ml共に
コーラ:50mg/500ml
紅茶:45g/150ml
ほうじ茶、煎茶(緑茶)、ウーロン茶:30mg/150ml
玄米茶:15mg/150ml

玉露と煎茶の差がすごいですね。

最近はノンカフェインのコーヒーもみられるようになってきましたから、コーヒーが飲みたいけどカフェインが気になるという人はノンカフェインのコーヒーにしてみてはいかがでしょうか。スタバにもノンカフェインをディカフェとよんでおいています。日本では薬剤によるカフェイン抽出が禁止されていますので、スイスウォータープロセス法という方法で97%抽出しています。

ゼロではありません。ですが、97%も抽出されているのですから、妊娠時期にはありがたいですね。アメリカではスタバでもたくさんの種類が売られていますが、日本ではコモドドラゴンという豆しか売られていないのは、日本では薬剤の抽出が禁止されているために輸入できないからと思われます。ディカフェならと思って、輸入やお土産に頼ると薬剤による抽出かもしれませんので、注意が必要です。

薬剤というのは、ジクロロメタンによるもの。有機溶媒ですが、近年発がん性物質なのではないか?と考えられています。最終的には豆に付着しているわけではないですが、避けて通りたいものです。


カフェインの影響
カフェインによる流産や胎児発育遅延の関連はまだはっきりしていません。カフェインをとったからといって、必ずしもそうなるものは言えないのです。では、カフェインにはどのような作用があるのでしょうか。

・中枢神経刺激作用
・血管拡張作用
・胃酸分泌促進作用
・利尿作用
などが考えられています。

妊娠中の血流はとてもは大事です。婦人科ではNEソフトカプセルがよく処方されます。妊娠する前から治療中にこれを飲んで、血流をよくするためです。温かいコーヒーでほっこり暖まれば、これで血流もよくなりそう、それに血管拡張作用もあるからと思いがちですが、利尿作用が強く、脱水が知らないうちにすすんでしまいます。血液がドロドロでは、血流もよくなりませんよね。

妊娠中は代謝が減り、カフェインの分解も落ちますから、赤ちゃんにカフェインが入ってしまいます。赤ちゃんが分解できないカフェインを大量にいれるのは避けた方が良さそうです。

本日のまとめ

イライラした時、落ち着きたい時、ちょっと気分転換したい時、そんな時に一杯飲むのをオススメします。1日1杯程度なら、摂取量としては全く問題のない量です。お茶やコーヒーの素敵な香りでアロマ効果を楽しみながら、妊娠中のモヤモヤした気分をほんちょっとスッキリさせるのも重要です。

①妊娠中のカフェインの話
②飲んでいいお茶とダメなお茶
③カフェインの影響