おりものが茶色だけど大丈夫?6つのチェック項目

 

orimono4おりもの」は妊娠中に関わらず自分の体の状態を教えてくれる大切な分泌物です。少し体調が悪かったり、疲労が溜まっている時はもちろん、生理の周期や妊娠など女性特有の体調の変化に敏感に反応し、おりもの自体も変化していきます。痛みや痒みなどを伴わないと、おりものの少しの変化を見逃しがちですが、病気や細菌などの感染症も早期発見できる可能性があります。自分の体調の変化を示す重要なサインとして、日頃から意識するよう心がけましょう。

妊娠中は特に、ホルモンの関係で量が増えたり、抵抗力が落ちることで状態が変化しやすくなります。母体はもちろん、赤ちゃんを守るのだという責任感を持って、妊娠生活を充実したものにしましょう。おりものが茶色の場合の状況と対策をお伝えしていきます。


おりものが茶色だけど大丈夫?


その1:おりものとは

「おりもの」とは月経が始まった頃から常にお付き合いしてきているのですが、改めて考えてみると詳しく解らないという方も多いのではないでしょうか。

おりものとは、子宮内膜や子宮頸管、膣などさまざまな場所から排出されたものが混じった分泌液です。卵巣から分泌される女性ホルモンの一つであるエストロゲンと関わりが深く、初潮の少し前から分泌されるようです。体の変化が著しい思春期と2030代、40代以降と、年齢によってホルモンの分泌に変化がありますから、おりものの状態や量、色、におい等も変化していきます。また、月経周期によっても変化が見られます。


 その2:おりものの役割

おりもの自体は妊娠にかかわらず女性の子宮から分泌されるものです。おりものの役割としては、「膣内を酸性に保ち細菌や雑菌の侵入を防ぐ」「子宮の老廃物を排出する」このように膣内から女性の体を守る重要な役割を担っているのです。

妊娠中は特に、抵抗力が弱まっていますので、膣内に雑菌が入ってしまうことがあります。妊婦健診でも適時何度か検査してもらえると思いますが、おりものの匂いや色でも自分で判断することができますので、日頃からよく注意してみましょう。


 その3:妊娠とおりものの関係

妊娠すると、新陳代謝の活性化と黄体ホルモンの分泌とエストロゲンの作用で、おりものの量が増えます。ただ、黄体ホルモンの分泌が増えることで、膣内の抵抗力が弱まり、細菌が侵入・繁殖しやすくなってしまいます。また、喫煙やストレスから同様に抵抗力を弱くしてしまうとも言われていますので、妊娠中は特に注意が必要です。

妊娠時には特に体調の変化や感染症などのトラブルが起こりやすく、それらがおりものに現れます。正常なおりものと心配なおりものの違いを把握し、普段と何か違うと感じたら、早めに産婦人科を受診しましょう。


 その4:正常なおりもの

おりものは、状態や色、臭いなどから正常なものと心配なものに分類できます。

本来のおりものは、透明や白色で、水っぽい状態、膣内が酸性のため、やや酸っぱい臭いがすることもあります。量や状態には個人差がありますので、量の多い少ないでは異常と判断できません。ただし、妊娠中期以降で下着やおりものシートがひどく濡れるほど量が続く場合や自分の意志で止められない場合などは、破水している可能性もありますので注意が必要です。


 その5:心配なおりもの

正常なおりものは、これまで毎日見てきているものですから理解しやすいかと思いますが、心配なおりものは、どう判断すれば良いのでしょう。重要なのは普段の自分のおりものの状態を把握しておくことです。それを前提としたうえで、普段と違うなと一番判断しやすいのは、色かもしれません。

いつもは透明や白っぽい色なのに、黄色や緑色、ピンク色や茶色などのおりものが見られたら要注意です。感染症や細菌性膣症などを起こしている可能性があります。また、魚の腐ったような臭いがしたり、「ポロポロしている」「泡状」などのおりものが分泌される、痛みや痒みを伴う場合も感染症の可能性が高いため、産婦人科を受診することが必要です。


 その6:茶色のおりもの

心配なおりものの判断材料として「色」が判断しやすいとお伝えしました。目で見てすぐに判断できると思いますが、心配なおりものの色の中でも特に茶色のおりものの場合、出血があった可能性が強く、妊娠中は特に心配です。

妊娠初期の着床出血なら多くの妊婦が経験していますので心配ありませんが、子宮体がんや子宮頸がんなど、手術を伴うほどの大きな病気が潜んでいるかもしれません。また、不正出血であった場合、妊娠中で子宮頸管部にポリープがある人はそこから出血することがあり、その場合は心配ありませんが、切迫流産や早産、前置胎盤、常位胎盤早期剥離などの可能性もあります。

切迫早産などの場合は、早めの投薬治療で防げるのですが、処置が遅れると入院治療や早産に至ってしまいます。妊娠中のマイナートラブルによる普段以上のストレスを抱える妊婦にとって、更なる不安やストレスにもなりますし、入院中では金銭面も負担になり、妊婦、胎児ばかりでなく家族にとっても悪い事ばかりです。

妊娠中期以降に茶色いおりものが見られた場合は、自己判断で軽く考えたり、健診時に相談しようなどと言わず、早急に産婦人科を受診しましょう。あなたの判断次第でお腹の赤ちゃんが無事生まれてこられるかが決まるのですから。


今日のまとめ

その1:おりものとは
その2:おりものの役割
その3:妊娠とおりものの関係
その4:正常なおりもの
その5:心配なおりもの
その6:茶色のおりもの