生理不順の原因と7つの対策

seiri
忙しい毎日で生活が乱れがちになると、生理が定期的にこなかったり、最悪の場合止まってしまうことがあります。これを生理不順といいます。生理が定期的にくるということは、体の中のホルモンバランスが適切に保たれていることを示す1つのバロメーターなのです。今回はどうして生理不順になってしまうのか、生理不順にならないためにはどんなことに気を付けて生活したらよいのか、普段から実践できる対策法をお伝えします。


 

生理不順の原因と7つの対策


 その1:生理が起きる仕組み

 生理が起きるころになると、頭の中の脳下垂体という部分から卵巣に向けてホルモンが分泌され、卵巣の中にある卵のモトが育ち始めます。何千とある中から選ばれた約20個の卵のモトは成長していく過程で、1つの卵に集約されます。残りの卵は最終的に残った成熟していく卵の栄養となります。成熟する時間は約14~25日と個人差があり、これが月経周期の個人差につながります。

卵の成熟が終わると卵巣は血液を通し、頭の中の視床下部という部分にエストロゲンというホルモンを分泌します。すると視床下部は今まで脳下垂体が卵巣に分泌していた卵を育てるためのホルモン分泌を止め、代わりに排卵を促すホルモンを分泌させます。これによって卵の膜が破れ、卵子を排卵します。卵が育ち始め、排卵されるまでの期間は約2週間です。

排卵後、卵巣に残った細胞(黄体)は子宮に黄体ホルモンを分泌します。すると子宮は受精卵を受け入れるために子宮の内膜を厚くします。卵が受精しなければ黄体は干からび、黄体ホルモンの分泌も止まります。そして再び卵を作り始めるために生理が起こるのです。このように卵が育つまでに約2週間、排卵し子宮が元の状態に戻るまでに約2週間、計約4週間のサイクルで生理が起こります。


その2:生理不順とはどのような状態をいうの?

正常な月経周期は25日以上38日以内とされています。数え方は生理の第1日目から次回の生理開始前日までを1サイクルとします。多少の変動はあるため自分のおおよその月経周期が分かっていれば、そこから8日以内の変動は正常範囲内と考えます。

 ①稀発性月経・・・月経周期39日以上、排卵がうまく起きていないか、排卵が遅れていると考えられます。排卵が起きていない場合、基礎体温表を付けると高温相の部分がなくなります。

 ②無月経・・・月経なし、排卵が起きていない状態です。

 ③頻発月経・・・月経周期24日以内、排卵の伴わない周期が繰り返され、見せかけの出血が起きている可能性があります。その場合には、基礎体温表の高温相の部分がなくなります。もしくは黄体がうまく機能していない可能性があります。

その場合には、基礎体温表の高温相の部分が短くなります。


その3:生理不順にならないための4つの対策

①規則正しい生活をする

生理が規則的にくることは体の中のホルモンバランスが正常に機能していることを示します。つまり規則的な生理を起こすためには、規則正しい生活を送ることが一番の近道です。過労や睡眠不足は疲労を蓄積させ、ホルモンバランスを崩す原因となります。

②ストレスを発散する

自分のストレス発散法が確立されていますか?女性ホルモンの中枢である脳下垂体はストレスに弱いことが知られています。留学、遠方への赴任、急な不幸、受験、転職など人生の変わり目はどうしてもストレスがたまりやすい時期です。今の内から自分のストレス発散法を見つけておきましょう。

③適切な体重を保つ

若い女性に特に多いのが、無理なダイエットをしたことで生理がこなくなってしまうことです。急激な体重減少は脳下垂体に障害を与えます。一度生理がこなくなると、単純に体重を戻したからといって、すぐに生理がくるとは限りません。自分の適正体重を知り、そこから極端にやせすぎ、太りすぎないよう気を付けましょう。

④過度な運動を避ける

適度な運動は健康増進に効果的ですが、ハードすぎる運動を長く続けると逆効果になる場合があります。適正な運動量には個人差があるので一概に定義するのは難しいですが、心当たりのある人はトレーナーや医師に相談して下さい。


その4:それでも生理不順になってしまったら、できる3つの対策

①気軽に医師に相談する

生理不順に対する診断や治療は日々進歩を続けており、検査も日帰りで行えるものがほとんどです。治療はホルモン療法を中心に投薬や注射が行われます。

②排卵誘発剤でスムーズな排卵を促す

生理不順は排卵がスムーズに行われないことが大きな原因の1つです。その場合、排卵誘発剤を用いてスムーズな排卵を促します。

③漢方薬の力を借りる

漢方薬を使い体質の改善を図ることで、生理不順を解消する助けとなります。体質改善には治療だけでなく再発の防止も期待できます。

生活を見直し、適切な治療を行えば生理不順は改善する見込みの高い病気です。その反面、生活が乱れれば再発しやすいという弱点もあります。生理を考えることで、自分の生活を見直すきっかけにできるといいですね。


今日のまとめ

 生理不順の原因と7つの対策

その1:生理が起きる仕組み
その2:生理不順とはどのような状態をいうの?
その3:生理不順にならないための4つの対策
その4:それでも生理不順になってしまったら、できる3つの対策