知らなかった!体外受精スケジュール方法

taigaijyusei
体外受精という言葉はよく聞きますが、実際にどのように行われるのか分からないものです。今回はその体外受精スケジュールについてご紹介します。


知らなかった!体外受精スケジュール方法


体外受精とは
排卵誘発剤で複数の卵子を成熟させ、採取した卵子と採取した精子を受精させて細胞分裂によって成長したら、子宮内に戻す不妊治療の一つです。

人工受精との違い

人工受精とは柔らかい管の注射器を使って精子を子宮に注入する方法です。体外受精と人工受精は運動精子濃度によってどちらを選択するのかを決めます。
500ml→体外受精
1000ml以上→人工受精


どうやって体外受精までのスケジュールをきめるのか?

病院によって違いますが、個人の状態によって決めます。まずはいきなり体外受精をするのではなく、検査をすることから始めます。不妊の原因を検査し、なるべく自然妊娠を目指します。まずは不妊治療の最初であるタイミング療法を試みます。2~3回ほど試みてもうまくいかなかった場合、人工受精へと進みます。それでもうまくいかなかった場合など、体外受精を行います。

関連記事
体外受精ってどんなことするの?

 


体外受精のスケジュール
個人の状態や病院によって違いますが、大きな流れはだいたい決まっています。

初日
月経の2~3日頃に病院で排卵誘発剤を投与します。排卵誘発剤にもいろいろ種類があり、投与する女性の年齢や検査結果、体調によって選びます。誘発剤によって卵胞を大きく育て、卵胞が18mm以上になるようにします。

1週間~2週間後
卵子の成熟を助けるための薬などを投与しながら、大きさが達成したら採卵日を決めます。翌日かその次の日がほとんどです。

採卵日
細長い針で、排卵直前まで育った卵胞を一度取り出します。痛みは少ないのですが、鎮静剤や麻酔を使用する場合もあります。女性だけでなく、男性も採精し、取り出した卵子と受精させます。

3~5日後
培養した受精卵を子宮内に戻す場合と、すぐに子宮に戻さず受精卵を凍結しておく方法があります。次の生理周期の排卵後に戻すことで、子宮内の環境やホルモンバランスが自然排卵の状態になっているので着床しやすいということがあります。培養直後の子宮は状態がよくないことがあるので、回復を待って成功率を上げようとするものです。


受精法とは
taigaijyusei

主に方法は2種類あります。

培養液を入れたシャーレ内に、卵子1個と精子10万個を入れて自然受精させる
精子の状態がよくなかったり、受精に不安があったりする場合顕微授精をします。専用の機械に入れて受精させますが、結果は翌日になります。


体外受精に向けての心構え
体外受精を決めてから計画を練って心待ちにしていても、成功率は30%未満ととても低いので金銭的にも精神的にも厳しいのが現実です。それでも強い気持ちで臨んで無事に出産している方もいますが道のりはけして楽ではありません。

夫婦での絆が必須ですのでしっかり話し合いながら臨んでいきたいものです。方法も様々なので病院としっかり連携をとって臨みましょう。


体外受精の様々な排卵誘発法

体外受精ではとにかく良い卵子をたくさん採卵することが大切です。そのために個々に合わせた排卵誘発法があります。

刺激法  月経3日目頃から個々に合った注射を投与する。
対象・・・採卵数を多く望んでいる、たくさんの胚を凍結したい人
利点・・・採卵数が多く、良い卵子を選ぶことができる。凍結用が確保できる。
欠点・・・毎日注射のため通院が必要。


アゴニスト法

ショート法 アゴニストを2~3日だけ使用する方法。
対象・・・卵巣予備能が保たれている人
利点・・・アゴニストを開始直後の2~3日間下垂体ホルモンのリバウンドを卵胞発育に利用できる
欠点・・・卵巣予備能が低い場合、抑制が効きすぎるため卵胞発育が悪くなる


ロング法 下垂体ホルモンを完全抑制してから開始する方法
対象・・・若い人、採卵日コントロールが必要な人
利点・・・卵胞発育が均一になる。排卵日のコントロールがしやすい。
欠点・・・注射量が多い。前周期避妊が必要になる。


ウルトラロング法   
下垂体ホルモンが数カ月完全抑制されてから始める方法
対象・・・子宮内膜症や子宮筋腫の人
利点・・・子宮内膜症などの場合、着床環境が改善しやすい
欠点・・・下垂体抑制がしばらく続き、注射量が多くなる


アンタゴニスト法

HMGセトロ法   
対象・・・ショート法で発育卵胞数が3つ以下の人
利点・・・アゴニストより卵胞が発育しやすい
欠点・・・高額
低・中刺激法


完全自然周期   排卵誘発剤を原則として使用しない方法

対象・・・高齢の人、希望する人
利点・・・身体的負担が少ない。通院回数が少ない。

欠点・・・採卵回数が多い。


クロミフェン 

対象・・・自然妊娠希望の人で2~3個採卵したい人
利点・・・経口薬なので通院回数が少ない。連続採卵可能。

欠点・・・ 内膜が薄くなってしまうため凍結して別周期で凍結胚移植しなくてはいけないことが多い


まとめ

知らなかった!体外受精スケジュール方法
体外受精とは
人工受精との違い
どうやって体外受精までのスケジュールを決めるのか?
体外受精のスケジュール
受精法
体外受精に向けての心構え
体外受精の様々な排卵誘発方法