葉酸とってる?妊婦が知らない事実とは

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妊娠中は赤ちゃんの成長を促すため、バランスの良い食生活に気を付ける必要があります。その中でも特に妊婦さんにお勧めしたい栄養素の1つが葉酸です。近年はその効果が広く知れ渡り、母子手帳にも必要性が記載されるほど有名な栄養素となりました。今回は葉酸が妊婦さんに良い効果をもたらすわけをたっぷりご紹介します。

 葉酸とってる?妊婦が知らない事実とは


 葉酸とはどのような栄養素か?

葉酸はビタミンB群に属する栄養素です。ビタミンB群は、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸の8つから構成されています。これらの栄養素は互いに協力し、物質の代謝に関わっているため、まとめてビタミンB群と名付けられています。

ビタミンB群は小腸から吸収され、体中の細胞にエネルギーを供給する役目があります。中でも葉酸は胎児の細胞分裂や成長を促す効果があり、妊娠する前から妊娠初期にかけてたっぷり摂取することが勧められています。


葉酸を摂取することで得られる嬉しい効果とは?

赤ちゃんが神経管閉鎖障害にかかるリスクを減らす神経管閉鎖障害とは、赤ちゃんが脳や脊髄の素となる神経管と呼ばれる部分をうまく作ることができないために起きる障害です。葉酸が不足すると細胞分裂がうまく進まず、このような障害を引き起こすリスクが高まると言われています。

神経管が作られる時期(人間の成長でもっとも細胞分裂がさかんな時期)は、赤ちゃんが受胎してから2~4週間ぐらいの期間です。この時期は妊娠に気づいていない女性も多いため、妊娠中でなくとも、妊娠を望んでいる女性は普段から葉酸を摂取することを意識した方がよいといえます。

具体的には妊娠1ヶ月以上前から、妊娠3ヶ月までの間に、葉酸をはじめ、ビタミンなどを多く含む栄養をバランスよくとることで、障害の発症リスクを抑えることができるとされています。 


貧血を予防するには

妊娠すると体中を巡る血液量が増えるため貧血になりやすいと言われています。鉄分が不足すると体中に酸素を運ぶ赤血球が作られなくなるのはよく知られていることですが、葉酸の不足によっても正常な赤血球が作られなくなり、悪性貧血になる可能性が高くなります。

悪性貧血の症状には以下のようなものがあります。

・貧血症状(たちくらみ、疲れやすい、脱力感)

・神経症状(手足のしびれ、ふるえ、意識障害、うつ状態)

・消化器症状(食欲不振)

これらの症状はバランスのとれた食事をとり、赤血球をしっかり作ることで解消することはできますが、ひどくなると回復に時間を要します。そのため、日ごろから定期的に葉酸をとることで予防につなげることができるのです。


動脈硬化を予防するには
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葉酸は近年話題の脳梗塞や脳出血の原因となる動脈硬化を予防する力もあります。動脈硬化とは動脈の層が厚く、固くなった状態です。弾力性や柔軟性を失った動脈の中では血液の流れが悪くなります。この状態を放っておくと、脳出血や脳梗塞、狭心症、心筋梗塞などのいずれも命に係わる大きな病気を引き起こす原因となります。

葉酸をたっぷりとることで、ホモシステインという物質の増加を抑え、血中濃度を低下させ動脈硬化になるリスクを抑えます。妊婦さんが動脈硬化になってしまうと、赤ちゃんに十分な栄養が送れなくなるリスクがあるため注意が必要です。 


葉酸を多く含む食材について

葉酸を多く含む食材には以下のようなものがあります。

・牛、豚のレバー
・大豆
・ほうれん草
・グリーンアスパラガス
・ブロッコリー
・キャベツ
・バナナ
・オレンジ
・いちご
・メロン
・じゃがいも
・さつまいも

いずれもスーパーで簡単に手に入れることができる食材ばかりです。食卓にぜひ積極的に取り入れてみて下さい。


妊婦が摂取したい葉酸はどれくらい?

葉酸が赤ちゃんにも妊婦さん自身にも良い効果をもたらすのは分かったけれど、どれくらいの量をとったらよいのかお悩みの方に。日本では妊娠前は400μg、妊娠中は480μg、授乳中は340μgの葉酸を摂取するのが理想的であるとされています。

たとえば約400μgの葉酸を、ほうれん草だけで摂ろうと思うと1日2束ほど食べる計算になります。しかし葉酸は水や熱に弱い性質のため、実際にはもっと多くの量を食べる必要があります。そこで緑黄色野菜や果物を中心とした食生活を送ることで理想的な葉酸の摂取量に近づくことができます。

特に葉酸が多量に求められる妊娠前から妊娠初期にはサプリメントを利用するのも効果的です。実際私も食事だけでは心もとなかったため、妊娠を望んでから赤ちゃんの体がおおよそ完成する妊娠8ヶ月までの間は、食事に加えサプリメントからも葉酸を摂取するよう心がけていました。サプリメントを飲むことで葉酸を補えていると安心でき、心の支えになることも効果としては大きかったように思います。


葉酸は赤ちゃんの成長を促し、妊婦さんの健康を保つためにとても重要な働きをしてくれる栄養素です。食卓に積極的に取り入れ、母子ともに元気な生活を目指しましょう。

今日のまとめ

葉酸が妊婦に良い訳

その1:葉酸とはどのような栄養素か?
その2:葉酸を摂取することで得られる嬉しい効果とは?
その3:葉酸を多く含む食材
その4:妊婦が摂取したい葉酸はどれくらい?