羊水検査の結果が不安なあなたへ贈る6つの真実とは

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妊娠すると安定期にはさまざまな検査が受けられます。どれも受けるかどうかは妊婦さん次第ですが、中でもよく耳にするのが羊水検査。一体どんなことをするの?リスクが高い検査だと言われているのはなぜ?など、羊水検査についての様々な疑問にお答えします。

 羊水検査の結果が不安なあなたへ

 


 羊水検査って何?

羊水検査とは出生前診断のうちの一つで、羊水を採取、検査することで胎児の染色体に異常がないかどうかを生まれる前に知ることができる検査です。妊娠15~18週と、胎児がある程度大きくなってから行われます。診断できるのは遺伝子(染色体)に関わる特定の先天性異常(ダウン症や18トリソミーなど)のみで99%近い信頼度があると言われていますが、その代わり遺伝子以外の異常が判るものではありません。

また保険がきかない検査なので、10~15万円ほどかかる費用は全額負担になります。

 


 羊水検査の流れ

まず超音波を当てて、胎児や胎盤の位置を外側から確認します。そしてどこからどのくらいの深さで採取するのが一番安全かを決めます。次に、お腹に細い注射器を刺して、羊水を10~20ccほど採取します。

 検査自体はこれだけです。痛みは筋肉注射と同じ程度なので、局所麻酔はすることもしないこともあります。採取した羊水から胎児の細胞を培養し、染色体を調べます。検査結果は約2週間後に出てきますが、やっぱり考え直した結果診断を聞かない、という選択肢もあります。

また、産科ならどこでも実施しているわけではないので、検査を希望する、また詳しい説明を聞いた上で検討したい場合は、かかりつけの産科で聞いてみましょう。実施していない病院なら、紹介状を書いてもらえると思います。自分で探す場合は、遺伝外来のある病院で受けるのをおすすめします。結果によっては両親のDNA検査や染色体検査が必要になるので、そちらの方が確実です。

 


 なぜ羊水で染色体異常がわかるの?

そもそも羊水とはなんだと思いますか?考えてみたら、妊娠した途端いつのまにかおなかの中に水分が貯まるなんて…不思議ですよね。

羊水は、元は羊膜や胎児の皮膚から染み出てきたものなんです。妊娠が進むと、これに胎児のおしっこや肺の細胞から出てきた肺胞液などが含まれてきます。さらに急速に細胞分裂を繰り返していくうちに皮膚や粘膜がはがれ、羊水に混ざります。

つまり、言ってしまえば羊水とは胎児の体の一部でもあるんです。胎児を調べる代わりに羊水を調べることで、異常を発見できるんですね。

 


 羊水検査のメリット・デメリットを教えて!

羊水検査のメリットは、胎児の細胞を採取し染色体を検査するため診断がかなり正確なことです。また、染色体の配列は男女で違うため、性別が事前にわかることもあります(もちろん、生まれるまでのお楽しみにしたい方は聞かないのもアリです)

デメリットとしては、注射器で羊膜に穴を開けるため、わずかですが流産、出血、羊水の流出などがあります。また注射器を挿入する際に胎児に触れてしまう可能性もあります。現在では改善も進み可能性は低くなっているものの、0とは言えません。しかし、羊水検査をしない=安産という保証もありませんし、個人の捉え方一つだと思います。

もうひとつのデメリットとして、これだけの費用を自己負担で検査しても、わかるのは染色体の異常のみだということです。その他の奇形や代謝異常などの疾患は羊水検査ではわかりません。

 


 結局、受けたほうがいいの?受けないほうがいいの?

はっきり言うと、どちらがいいかは決められません。羊水検査は義務ではありませんから、もちろん受けるも受けないも自由です。また検査を受けて、結果が出るまでに心変わりしたら結果を聞かないという選択もできます。そして、検査の結果次第で今後どんな決断をするのか、命に対する価値観なども個人の自由なのです。

ただ、受ける前にそういった方針を夫婦でしっかり話し合っておくことは重要です。

ちなみに、日本ではダウン症などの確率が上がるとされる35歳以上の高齢妊娠の、6%ほどが羊水検査を受けていますが、海外では高齢出産の妊婦には検査を義務付けている国もあります。

 


 羊水検査を前向きに考えるために

羊水検査は、「もし産まれる前に障害が見つかったら出産を辞めることができる」という発想のもとにできた検査ではありません。もちろん結果によってどんな選択をするのも自由ですし、国によっては染色体異常が見つかった場合迷わず赤ちゃんを諦める、というところもあるようです。

しかし本来は、生まれてくる赤ちゃんにふさわしい準備をするための検査なのです。

例えば事前に疾患などがあるとわかっていれば、住んでいる地域に受け入れ可能な学校があるかや金銭面の問題など、生まれてくるまでにある程度環境を整えておくことができます。それに、両親の心づもりがあるかないかでも、産後の精神面で大きく差が出るところだと思います。

 間違えて欲しくないのは、染色体異常による疾患を持つ胎児を生みたくないがために羊水検査を受ける人ばかりではないということです。逆に、異常が見つかった胎児を諦める選択をした人を、誰も責めることができないということも忘れてはいけません。偏見を持たず、前向きな気持ちで検査について考えてみてくださいね。

 


まとめ

【羊水検査って何?】

【羊水検査の流れ】

【なぜ羊水で染色体異常がわかるの?】

【羊水検査のメリット・デメリットを教えて!】

【結局、受けたほうがいいの?受けないほうがいいの?】

【羊水検査を前向きに考えるために】

 

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