羊水検査の時期っていつすればいいの?

羊水検査
最近テレビやネットで話題になっている「出生前診断」。現在の出生前診断は、羊水検査によるものがほとんどです。(血液による検査はまだ検証段階で、だれでもできるわけではない)なぜ出生前診断をするのかというとやはりお腹の赤ちゃんに何らかの障害があることがわかったとき夫婦で相談をして、育てていくのか中絶するのかを判断するためでしょう。羊水検査の時期はいつ頃検査すればいいの?そんな疑問に答えます。


 

羊水検査の時期っていつすればいいの?


ダウン症の確率ってどれぐらい?

障碍児が生まれる可能性については、妊婦さんの年齢によって異なり高齢になればなるほど、そのリスクは高くなります。ダウン症について言えば、20代では1000分の1程度の可能性なのに対し40代では100分の1、45歳を過ぎると30分の1とも言われます。こういった可能性の変化から、高齢の妊婦さんほど、この羊水検査について検討する方が多くなっています。

出生前診断のための羊水検査については、胎嚢の中の羊水を少し針で取って行いますが、子宮が小さいうちに検査しようとすると、腸などを傷つけてしまうことがあるのである程度子宮が大きくなってから行うのが一般的でだいたい15週〜20週までの間に行われます。


気になる費用は?

検査の費用は約10万円弱。安いといえる金額ではないですよね。しかし、生まれてくる子どもの障害に対する不安が強い場合その不安を取り除く費用として考えれば、高くないという意見もあります。確かに妊娠中ずっと不安で過ごすよりは、検査をして安心できたほうが良いかもしれないですね。

ちなみに海外では、35歳以上の妊婦に対しては、全額保険適用で検査できる国もあるそうです。それだけ高齢出産のリスクは高く、羊水検査に対するニーズもあるということですよね。日本ではあまり聞きなれないものかもしれませんが、世界的には一般的な検査です。

 


検査結果はどうやってわかるの?

羊水検査の前に「クアトロ検査」という、胎児に異常がある可能性があるかどうか調べる血液検査ができる病院もあり、15週からできるようです。そしてその結果は1週間程度で出て、結果によって羊水検査に進むかどうか判断を行います。その他、通常の妊婦検診で行われるエコー検査で医師からダウン症児に特有の「首の後ろの浮腫み」を指摘されるケースもあるようです。その場合はクアトロ検査なしで羊水検査に進むこともあります。

羊水検査に進んだ場合、その検査結果は2週間程度でわかります。その検査結果の精度については、かなり高精度ではありますが200分の1程度の頻度で失敗もあると言われています。よって、その場合は異常がなかったのに流産してしまうこともあるということです。子宮内感染といって、子宮の中にばい菌が入ってしまって中絶しなくてはならなくなることもあります。

子宮に少しでも穴を開けるわけですから、リスクは認識しなくてはなりません。安全性は100%ではないことは理解する必要があります。もしも赤ちゃんに何か異常の可能性が見つかり「育てない」すなわち「中絶」を判断した場合には日本の法律では22週未満で中絶を行います。

 


選択はあなたの考え方次第

子宮の中で赤ちゃんがある程度大きくなっていることが多いので一般的な中絶でイメージされるような、掻きだすタイプの中絶ではなく座薬を用いて強制的に陣痛を起こさせ、分娩する形での中絶になります。週数的に赤ちゃんは小さいので分娩中に死んでしまい、死産分娩になるのです。

「かわいそう」と感じるかもしれませんが実際にお腹の赤ちゃんにダウン症などの障害があることがわかったとき、また、重篤な障害があることがわかったとき本当に生涯守り抜くことができるのか責任を持って愛することができるのか、ということはパパとママにとっては「きれいごと」では済まされない話です。

もちろん、ダウン症でも障害があっても自分の子としてこの世に迎え入れて家族になるということも立派な判断ですし、素晴らしい判断です。しかし、「そうでなくてはならない」という強迫観念に駆られて出産を選択しその後後悔をしたり、子どもを愛せなくなってしまってはその子を幸せにすることはできないですよね。出生前診断、羊水検査を行うパパママは、その選択を迫られることがあることをしっかり認識して検査をする必要があるでしょう。

 


夫婦できちんと話し合いましょう!

また、パパについては、どうしても妊婦であるママにまかせきりになりそうな場面ですが夫婦の子であることを十分に理解し、ママの気持ちの変化や、不安などに寄り添ってあげるようにしましょう。決してなげやりな発言や「しょうがないじゃないか」などの発言は避けて2人で同じように問題を共有することが必要です。そしてまた1つ知らなくてはいけないことは羊水検査では全ての障害がわかるわけではないということです。

羊水検査では判明しない障害を持って、わが子が生まれてくる可能性は、誰にも否定できません。しかしそれは、全てのパパママに言えることですよね。親になるということは、ある程度のリスクや心配を理解し、受け入れてどんな子でも愛する責任が伴います。その上で存在する羊水検査。

どちらの結論を出すにしても、親として真剣に考えて判断する必要があります。


本日のまとめ

● ダウン症の確率ってどれぐらい?
● 気になる費用は?
● 検査結果はどうやってわかるの?
● 選択はあなたの考え方次第
● 夫婦できちんと話し合いましょう!