あなたは羊水検査する?しない?

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無事に妊娠できた後に気になるのが、目に見えないお腹の中の赤ちゃんの状態です。そんな不安から羊水検査を受けようかと悩む人も多いようです。中でも高齢で妊娠した女性は気にする人が多く、出生前診断を希望する人もいます。

今回は羊水検査についてご紹介します。


あなたは羊水検査する?しない?


羊水検査とは
妊娠初期以降にお腹から少量の羊水を採取して、その中に含まれる羊水細胞を培養して染色体分析や酵素活性の測定、DNA診断を行う、または羊水中の物質測定をして検査する方法です。

羊水検査の95%以上は染色体分析です。この測定により胎児の染色体異常がないかなど主にダウン症などの染色体異常を調べます。


羊水検査をする時期
妊娠12~20週頃までに検査ができます。12週未満だと羊水の量が足りないので羊水摂取できるようになる12週以降で行います。

いきなり羊水検査ではなく出生前診断とよばれる母体血清マーカーテスト、または新型出生前診断などを受けて陽性が出た場合羊水検査に進むようになることがほとんどです。


羊水検査のやり方
超音波断層法で胎児や胎盤の位置をきちんと確認し、どの程度の深さで羊水が採取できるかを調べます。超音波をたよりにおへその下あたりから細い針を刺して羊水を10~15㏄程度採取します。

その時の痛みはほとんどありませんが、病院によっては局所麻酔をする場合もあります。検査にかかる時間は10分程度ですが、採取後30分程度安静にし、超音波で再度確認して終わります。

感染を防ぐために抗生剤などの薬が出ることもあります。検査結果が出るまでは2週間以上かかります。


羊水検査のメリット
羊水検査は胎児の細胞を採取するので正確に検査結果が分かります。また、染色体を調べることによって事前に性別もわかります。


羊水検査のデメリット
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☆流産などのリスク
お腹に針で羊膜に穴をあけるので、出血や羊水流出、流産などの可能性があり、流産の可能性は300分の1くらいといわれています。また感染の可能性も高まるので病院によっては抗生剤などが処方されます。

☆胎児へのリスク
針が子宮内の胎児に触れるという危険性があります。

☆高額
検査費用が高く、保険がきかないことがほとんどです。

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羊水検査後に異常があった場合
検査によるなんらかの異常が出る確率は1%と言われていますが、羊水漏れなど破水の状態になることがあります。その場合には入院して安静にし、必要に応じて抗生剤などの投薬があります。

目安として約1週間程度で漏れなどは解消され、その後も問題なく妊娠継続できます。羊水検査をした後で異常があったらすぐに病院を受診しましょう。


羊水検査の費用
病院によって様々ですが、保険がきかず6~15万円くらいかかります。出生前診断で陽性が出た場合検査費用を免除している病院もあります。遺伝子カウンセリング料金というものがある場合もあります。


羊水検査の必要性
病院では羊水検査を妊婦に積極的にすすめてはいけない決まりになっています。夫婦の要請、承諾があった場合まずは出生前診断を行い、陽性だった場合羊水検査へと進みます。

高齢だとダウン症の出生率が高いといわれていることから35歳以上の妊婦はみんな検査をするという誤解があるようですが、必ずしも受けなければいけないという検査ではありません。


どんな人が羊水検査を受けているのか
例外で病院から勧められるのは第1子に染色体異常があった場合などがあります。あとは40歳以上の妊婦で任意で検査を受けたいと希望する人がほとんどです。


羊水検査の問題
羊水検査によって原因不明の流産、死産が出てしまうというリスクの他にも倫理的な問題があります。羊水検査の結果として染色体異常を示す陽性結果が出た時、夫婦の97%以上が人工中絶を希望し、実施しているという背景があります。

高齢化出産の増加、女性の社会進出、障害児を育てる困難さなどの問題を考慮しての選択なのですが、誤診断も全くないとはいえない可能性のうちに中絶を選択する危険性を指摘する学者もいます。

たとえ障害があるとしても、一つの命の可能性を消してしまうことが倫理的に問題になっています。


羊水検査するかしないか
結局、羊水検査をするかしないかは個人的な判断にゆだねられます。病院ですすめられることはまずないので、かなり特殊な検査であることは頭に置いておきましょう。

検査をすること自体のリスクも踏まえて、その上で検査をするべきなのかどうなのか夫婦でしっかりと話し合い、迷いがあるなら主治医に相談・質問をするなど心から納得のいく判断のもとで検査をするのかしないのかを決めましょう。

高齢であるから検査をするなどといった検査ではないのでその必要性を見極めることがとても重要です。

まとめ
羊水検査する?しない?
羊水検査とは
羊水検査をする時期
羊水検査のやり方
羊水検査のメリット
羊水検査のデメリット
羊水検査後に異常があった場合
羊水検査の費用
羊水検査の必要性
どんな人が羊水検査を受けているのか
羊水検査の問題
羊水検査するかしないか